黙想と祈りの集いとは?

黙想と祈りの集いとは?

 この集いでは、短い祈りの言葉を繰り返し歌うことと黙想によって祈ります。
 この祈りは、フランスブルゴーニュ地方のテゼ村にある男子修道院で始まりました。当時プロテスタントの修道士だったブラザー・ロジェが紛争や戦乱で分裂したこの世界で、まずキリスト教徒が和解できれば小さくとも一つの希望になるのではないかと考え、1949年にテゼ共同体を立ち上げました。共同体ではカトリック、プロテスタントの修道士たちが共同生活を送りながら、聖書の短い言葉をシンプルなメロディで繰り返し歌い、そして黙想するという独特のテゼの祈りのスタイルが形作られました。この祈りに惹かれて年を追うごとに修道院を訪れる人々が増えていくとともに、テゼの祈りも世界中に広まりました。現在でも多くの国や地域で様々な言語による黙想と祈りの集いが行われています。